2019.6.13
毎朝西条市の自宅からひたすら東に走ること約50km。今日みたいに朝から太陽が燦々と輝く日はパワーが漲るのはボクだけでしょうか?グラサンかけて上がるテンションハイテンション、ホップステップボブサップで出社しましたとさ。
こんにちは。WONDOOR(ワンドア)阿蘇です。
さてさて、マイホームを計画中で土地を購入されるご家族に希望の土地を伺うと必ず上位の希望に入ってくるのが「日当たりがいい土地」。太陽は東から昇り南を経由して西に沈むのは皆さんご存知のこと。
東南の方向は最も太陽の恩恵を受けられる方向であるため、この方向にリビングだったりダイニングだったり、あるいはベッドルームを配置したいと考えるのはごく自然な感覚です。
しかしながら、どんな敷地に対してもこの考え方をストレートに表現してもいいかというとそういうわけでもなく、現実は敷地に合わせて柔軟に変化させなければむしろ暮らしにくい家をつくってしまうことになりかねません。
例えば新規分譲地の東南角地の土地や南面道路の土地を買った場合、ストレートに東南の方向にリビングやダイニングを配置してしまうと、ご近所さんたちから丸見えのリビングやダイニングになってしまいます。
そして、高いお金を出してカーテンを設置することになった上に、そのカーテンをずっと閉めっぱなしにしておかなくてはいけなくなってしまいます。
(さすがに外から丸見えの状態で一日中カーテンを開けっ放しにはしないですよね)
また、よほど土地を広く買わない限り、駐車場を家の前に配置することになるため、コンクリートを打てば真夏の直射日光の照り返しが窓を通して家の中に入ってくることになったり、窓の前の外気温が高くなってしまいます。
では、それらを避けるため南面道路以外の土地を買った場合はどうなのでしょうか?
この場合基本的には自分の家の南側には隣の家が建っているのですが、多くの家が水回りを北側に配置しているため、リビングやダイニングを東南の方向に配置したとしても、周囲から見られているような感覚には陥りにくいというメリットがあります。
しかしながら、ほとんどの場合、南側の家との距離がそんなに遠くなく直射光の恩恵は南面道路の土地に比べて激減してしまうため、東南に明るくしたいリビングやダイニングを配置したとしても、あまり明るくない…という嫌な現実に直面してしまうことになります。
では一体どうすればいいのか?
南面道路の土地を買えば丸見えになってしまうし…
それ以外の土地だと暗くなってしまうし…
解決策その1:広い土地を買う
解決するためには、まず購入する土地の面積を大きくするという方法が考えられます。
広い土地を買えば南面道路の場合だと家の真ん前に車を止めるスペースにコンクリートを打つ必要もないですし、敷地に余裕があれば目隠しをすることが出来ます。そうなれば丸見え感を緩和することも出来ます。
また、南面道路以外の土地だと、南に建っている家との間の距離が遠くなり、そこそこ太陽の恩恵を受けることが出来るようになります。
しかしながら、土地の面積が広くなればそれに連動して土地価格があ高くなってしまいますし、外構工事(エクステリア)費用も高くなってしまいます。また、イニシャルコストだけでなく、ランニングコストとなる固定資産税も高くなってしまいますし、なにより広く余った庭の維持管理が大変になってしまうことが懸念されます。
ですので、この解決策は多くの方にとって現実的ではありません。
解決策その2:間取りを工夫する
家づくりのコストを抑えながらも太陽の光の恩恵を最大に受けようと思えば、間取りの作り方に工夫を加えるしか方法はありません。
太陽の光は直接的なものだけじゃなく間接的なものもあります。コントロールしやすいのが間接光で、コントロールしにくいものが直接光です。家の中の明るさを安定的に保つためにはこの2種類の光を使い分ける必要があるということを知っておかなければいけません。
その上で間取りを考えていくというわけです。本当にただ寝るだけの部屋に太陽の光を一日中当て続ける必要があるのでしょうか?
それに対し、なぜカラッとさせたいと思っている水回りのスペースを、どんな土地でもわざわざ暗くてジメジメしやすい北側に配置するのでしょうか?
暮らしやすい家にするためには、頭の中に知らず知らずの間に定着してしまっている間違った当たり前を打破しないといけません。
実際は直射日光は簡単にコントロール出来ないですし、その恩恵をストレートに受けようとすれば間違いなく丸見えの暮らしにくい家が出来てしまうことは周りの家を見渡していただければ一目瞭然でわかることです。
暮らしやすい家にするためには何が本当に正しいのか?
一度じっくり考えてみましょう…
【それは、今までにない新しい世界】
WONDOOR(ワンドア) 阿蘇崇