2019.8.9
老後のことまで考えると、ずっと賃貸で暮らすよりも家を持った方がいいということ。そして、これから先の社会背景を考えると、家を持つのはいいけど、家が負担になってしまうような予算(資金計画)で家づくりをしてはいけないということを、前回のブログではお伝えさせていただきました。
前回のブログ
「家づくりを始める前に知っておいてもらいたいコト」
では「家を負担にしない」ためには、これから家づくりをされるご家族は、一体どのような家づくりをすればいいのでしょうか?
明日からお盆休みに入る方もいるとかいないとか。WONDOOR -ワンドア- では13日〜16日までの4日間はお休みをいただきます。いつも遅くまで、時にはお休みの日にも仕事を頑張ってくれているスタッフさんにとって有意義なお盆休みとなればと考えていますのご理解いただければ幸いです。
あっ、どうも、お盆休みの予定は全くもって未定の阿蘇です。せっかくのお休みなので子どもたちをどこかに連れて行ってあげないとですね。
さてさて、話を戻して、「家を負担にしない」ためには、“土地”と“家”の両方を、出来るだけコストカットする必要があります。
✔ 土地取得コストを最小限に抑える秘訣
土地の予算をカットするためには、無駄に広い土地を買わないようにする必要があります。そのためには、土地探しをする前に、まず自分にとって必要な土地の広さを知っておくべきです。
そのためには、自分たちがどんな暮らしをしたいのか?、そして、そのためにはどんな家にするべきなのか?を、ある程度明確にしておく必要があります。
こうすることで、その家を建てるために、一体どれくらいの土地の広さが必要なのか?が分かるようになりますし、必然的に選ぶべき土地も限られてくるようになるからです。
そして、土地代を最小限に抑えることが出来るようになれば、今後永久的に支払うことになる固定資産税も最小限に抑えることが出来るようにもなります。
また、敷地に無駄な余白を残さないように家を建てれば、庭の工事費用も同時にカットすることが出来るようになるりますし、庭の面積が少ないということは、草抜きの手間も最小限に抑えることが出来るようになるという嬉しいこともあります。
✔ 家のコストを最小限に抑える秘訣
家のコストに関しては、コストを抑えたところで、家が使いづらくなってしまったり、住みにくくなってしまったのでは意味がありません。
また、逆にこれからずっと払い続ける光熱費が高くなってしまったり、将来、無駄な増築コストが掛かるようになったりと、結果的に余計コストが掛かってしまうようになっても意味がありません。
ですので、最初にかかるイニシャルコストと、これからずっとかかるランニングコストの両方を最小限に抑えながらも、使いやすさや住みやすさを、より向上させる方法を知っておく必要があります。
そのためには、予算を意識しながら、コストを掛けるべき所と掛けるべきではない所を明確にしていかなければいけません。
例えば、子供部屋は人数分必要で、広さはそれぞれ6帖つくってあげたいというご家族も多くみえますが、必ずしもそうすることが正解なのでしょうか?
寝室も無駄に広い部屋をつくってしまいがちですが、文字通り寝るだけの部屋、ベッドだけしか置かない部屋に、そんなに広々としたスペースが必要なのでしょうか?
客間だって、考える余地があります。たとえ、その部屋がたまにしか使わない可能性が高くとも、その部屋にも、他の部屋同様に建築コストはかかってしまうわけですから。
もし、親御さんが家に泊まって帰ることになった場合は、お子さんが小さいうちは使っていないであろう子ども部屋で寝てもらえばいいわけですからね。
いかがですか?
このように少し柔軟に考えていただければ、家の面積を最小限に抑えることが出来るようになり、結果的に、コストを最小限に抑えながらも、住みやすくて使いやすい家をつくることが出来るようになります。
また、無駄な空間をカットしコンパクトにすることが出来れば、光熱費を最小限に抑えることが出来るようにもなります。
土地は庭がつくれるくらい広い方がいい…
家もそれなりに大きい方がいい…
この気持ちもよく分かります。後にも先にも建てるのは1回だけですしね。
しかし、そうすることで資金的に無理をしてしまい、家を建てたあとお金のことで夫婦喧嘩が絶えないようになってしまったのでは、なんのためのマイホームなのか?…ということになりかねません。このような計画はとてもじゃないけどオススメは出来ません。
ですから、家を建てた後、家を手放すようなことにならないためにも、そして、経済的にも精神的にも、少しでも暮らしの中にゆとりを持ち、心豊かな暮らしのためにも、正しい知識を持つように勉強し、将来と向き合いながら、無理のない家づくりを行うようにしていただければと思っています。
「それは、今までにない新しい世界」
WONDOOR-ワンドア-
阿蘇 崇