2019.8.12
土地を購入して家づくりをする場合、毎月の返済金額を自分たちの安全な予算に抑えながら、住み心地に優れた素敵な住まいを実現したい。どのご家族もそう思うのは至極当然のことです。実現するには、土地購入費用、建築費用、外構工事費用の3つのコストを、効率よくカットしていく必要があります。
そこで今回は、家を建てる時の費用を少しでも抑えるための考え方についてお伝えしていきたいと思います。
マジかよ。うっそピョーンって言ってくれよな。 pic.twitter.com/33ZH2gpDdZ
— 阿蘇 崇 WONDOOR 心豊かに暮らす家づくり (@asopanman1135) August 9, 2019
先日数十年ぶりに高熱に見舞われました。まっ、一晩寝たら下がったんですけどね。笑
どうも、WONDOOR -ワンドア- の阿蘇です。すでにお盆休みの方もおられるとかおられないとか。お休みの方もお仕事の方もどちらさまも素敵なお盆期間をお過ごしください。
さて、家を建てる時に費用を少しでも抑えるための考え方をお伝えしますね。
10年前に家を建てた我が家はこの見栄やプライドの塊かもしれません。笑
性能や品質を落とすことなく建築費用を抑えるためには、家の面積を小さくする必要があります。そして、そのためには、無駄と思われる空間をなくしたり、余分と思われる空間を削ることになります。となれば、おそらくリビング以外の部屋は、友人たちよりも狭くなってしまうかもしれません。また、もしかしたら友人の家にはあるかもしれない部屋がなくなってしまうかもしれません。
“〇〇さん家の子供部屋や寝室は〇帖なのに、うちは〇帖しかない…”とか、
“〇〇さん家には、夫婦それぞれに書斎があるのに、うちにはない…”とか、
“〇〇さん家には、和室があるのに、うちにはない…”とか。
もしかしたら、それに対して劣等感を抱いたり、負けたような気分になってしまうかもしれません。しかし、友人はその広さを確保するために、自分たちより数百万円以上余分な費用を捻出し、そのために、自由に使えるお金が35年という長期間に渡って、毎月1万円以上も少なくなってしまっているという事実を決して見過ごさないようにしてくださいね。
建築コストは家の大きさに連動します。同じ形のお家であれば、30坪のお家より35坪のお家の方が高くなるのは当然のことですよね。一方で、住み心地や使いやすさは、決して家の大きさに連動するわけではありません。ですので、自分たちと他人を比較することなく、自分自身の予算を把握し、その予算の中で可能な家づくりをして下さいね。
「広げる見栄より削る勇気!」
家を坪数で判断することも、無駄に家を広くし、建築コストを押し上げてしまう原因の1つです。
“えっ!?たった〇坪しかないの?そんな広さでホントに大丈夫?”
家の図面は自分たちだけでなく、親御さんたちや友人たちも見るかもしれません。そしてその時、こういった意見を言われるかもしれません。
しかし、坪数と実際の体感の広さは、決して一致するものではありません。つまり、開放的な空間がつくれるかどうかは、家の広さは、全くとまでは言いませんが、ほぼ無関係であるといっても過言ではないということです。
実際、40坪の家だろうが、その約半分の25坪の家だろうが、1日の大半を過ごすリビングダイニングキッチンの広さは、全く同じ広さを確保することが出来ます。しかも、間取りのつくり方によっては、むしろ25坪の家の方が、明るくて、開放的で、風通しが良くて、居心地がいい家にすることが出来るのも驚くべき事実だったりします。
ですので、坪数を基準にして、いい家かどうかを判断しないようにしましょうね。
「広さより広がり!!」
確かに、家は一生に一回の大きな買い物です。それゆえ、後から後悔することがないよう、あれもこれも詰め込みたくなる気持ちも分かります。しかし、そういった考え方は、いたずらに建築コストを押し上げてしまう要因となるし、さらに土地取得コストまで押し上げてしまう要因となります。
そして、そのしわ寄せが住宅ローンに乗り掛かってくることになり、今後の暮らしで様々なことを犠牲にしていくことになるかもしれません。また、それだけではなく、やがて迎える老後の暮らしをも悲惨なものに変えてしまうかもしれません。
ですので、今の感情や状況だけを考えるのではなく、家は、この先ずっと過ごす長い人生の一部であるということを、絶対に忘れないようにしていただければと思います。
「人生より高価なものはない!」
いかがでしょうか?
少し精神論的な内容になってしまいましたが、このような考え方は、これから家族を幸せにしていくに当たって、決して忘れてはいけないとっても大切なコトではないでしょうか?
お家を建てた後も、そしてずっと先の未来も、笑顔で心豊かに家族みんなが幸せに暮らしていくためにも、マイホームに無駄なお金を使い過ぎないようにしてくださいね。
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阿蘇 崇