2019.9.30
ラグビーワールドカップが開催し、絶賛にわかラグビーファン中のボクです。先日の日本 vs アイルランドの試合は残念ながらリアルタイムで観ることが出来ませんでしたが、日本の勝利にはシビレました。だってアイルランドは現在世界ランキング2位、このワールドカップが始まった時点では世界ランキング1位の強豪です。そのアイルランドに勝った日本はマジで強いということです。(現在日本は世界ランキング8位)
いやー、スポーツっていいですね。ちなみにラグビーのルールはいまいち理解していません。笑
どうも、WONDOOR -ワンドア- 阿蘇です。今回はお家のその部分って本当に必要な部分なの?ということについて。
寝室や子ども部屋といったプライベートな空間を2階に設けた一般的な2階建てのお家の場合、それぞれの部屋を比較的ゆったりとつくることが出来ます。また、寝室や子ども部屋をゆったりつくったとしても、それでもまだ2階にはスペースが余ることから、収納までもゆったりつくることが出来ます。
しかしその反面、2階建てのお家の場合、1階に十分な収納が確保出来ないことが多く、片付けにくく散らかりやすい家になってしまったり、生活動線が悪く住みにくい家になってしまいやすい…という傾向があります。
というのも、見事なまでに子どもたちが、自分たちの荷物を自分の部屋まで持って行ってくれないので、それらがリビングやダイニングに散乱することになるからです。
そこで、一般的には1階に和室を確保したり、あるいは1階に余分に収納を確保することで、その問題を解決するという手段が考えられるのですが、そうすれば必然的にお家自体が大きくなり建築コストが高くなってしまい、結果、予算オーバーを招くことになり、そのしわ寄せが日々の生活にのしかかってくることも考えられます。また、家の面積が広くなれば、冷暖房効率も悪くなるため、一生払い続けなければいけない電気料金までも高くなりがちです。つまり、住宅ローンと電気代の二重苦に苦しむことになってしまう可能性があります。
建築コストを上げずに住みやすい家にする秘訣
これからの生活を少しでも豊かにするためにも、建築コストをアップさせることなく、また、電気料金もアップさせることなく、最小限の予算で、より使いやすく、より住みやすい家にすることが非常に大切な要素となります。そして、そのためには2階建てありきで家を考えるのではなく、出来るだけ1階だけで完結させられるように間取りを考えていきます。1階に部屋や収納が多くあった方が、住み始めたすぐも、そして将来的にも、間違いなくずっと使いやすく暮らしやすいからです。
しかしながら、1階が大きくなればなるほど、建築コストは割高になってしまうものなので、建築コストの上昇を抑えていくための工夫が必要になります。
その1:廊下は本当に必要か?
家には、廊下があることが当たり前となっていますが、この廊下にも、部屋や収納と同じようにコストが掛かっているという事実に目を向けている方は、意外とおられません。廊下をつくれば必然的にドアの数も増えますし、その廊下に接するドアは閉めておきたくなるものです。
結果、廊下の面積に加えて、ドアの数だけさらに家のコストがアップすることになるし、ドアを閉め切ってしまうと、家の中には温度差が生まれやすくなってしまいうので、廊下を最小限に抑えるか、または、限りなくゼロに近づけて設計していきます。
その2:子ども部屋は6帖必要なのか?
2階建てのお家の場合、当たり前のように2階に子ども部屋をつくり、6帖という広さを確保されるお家もあります。しかし、現実的に考えると、2階につくった子ども部屋はほとんど使われることがありません。小さいうちは親と一緒に過ごしますし、やがて家を出て行くことになるからです。
ということも踏まえ、子ども部屋は1階につくることをオススメしています。この方が、この部屋をずっと無駄なく使いやすいからです。とはいえ、6帖という広さのまま1階につくってしまうと、単純に建築コストは跳ね上がってしまうため、1階につくる場合は、子供部屋の面積を少し縮めるようにします。もちろん、予算があるのであれば、自由に広くとっていただいても全然構わないですけどね。
その3:寝室にその広さは必要か?
そして、子ども部屋に限らず、寝室もあまり広くする必要はないのかなと考えています。というのも、寝室にはウォークインクローゼットがセットになっている場合が多く、衣類や布団などは全てこのクローゼットに片付けますし、昔のようにタンスや鏡台(ドレッサー)といった置き家具もないお家が多いからです。
寝室は、文字通り寝るだけの部屋です。であれば、この部屋も寝るベッドさえ置くことが出来れば、それだけで充分なのでは?と思っています。
いかがですか?ご家族に応じてライフスタイルは様々だとは思いますが、この3つのことは多くのお家に当てはまるのではないかと考えています。
この3つの要素を見つめ直すだけでも、実は、建築コストを大幅にカットすることが出来るようになりますし、平屋のお家という現実性も高まってきます。ですので、図面に記載されている坪数や、平面図で見る部屋の広さにこだわることなく、現実的に暮らし出した後のことを想像しながら、予算内で実現出来る、あなたのご家族にとって、ずっと住みやすい家とはどんな家なのか?ということを、考えるようにして下さいね。
「それは、今までにない新しい世界」
WONDOOR-ワンドア-
阿蘇 崇