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家にとって面積が重要ではない理由

2023.3.16

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マイホーム計画のご相談に来られたご家族で、「35坪ぐらいの家にしたいんです~」と仰るご家族が多数おられます。しかし、ほとんどのご家族にその広さは必要ありません。

 

こんにちは。愛媛県四国中央市を中心に、WONDOOR -ワンドア- というブランドの家を建てている工務店、株式会社associe LAB(アソシエラボ)代表の阿蘇です。野球好きのボクはWBCに熱狂しています。センバツ高校野球もプロ野球ももうすぐ開幕し、いよいよ球春到来で上がるテンションハイテンションです。

 

というわけで今回は、家の広さが35坪も必要ではない理由についてお伝えしていきたいと思います。

 

では、まずは35坪という広さの家が、どれくらいの家なのかを解剖していきたいと思います。その上で、これっていらなくない?という流れで進めていきますね。

 

最もポピュラーな家の内訳

 

35坪の家を総二階建て(1階と2階の面積が同じ家です)とするならば、この家は1・2階それぞれ17.5坪ずつとなり、これを畳数に変換すると35畳ずつとなります。

 

そして、それぞれのフロアに必要な部屋と広さを当てこんでいくと、

 

(1階)玄関・ホール2畳、土間収納3畳、LDK16畳、階段2畳、水回り6畳、和室(洋室)6畳、

 

(2階)階段2畳、廊下3畳、トイレ1畳、寝室10畳、ウォークインCL3畳、納戸2畳、子ども部屋7畳(クローゼット含)、子ども部屋7畳(クローゼット含)、

 

といった感じになります。

 

おそらく、等身大と謳われているモデルハウスや完成見学会でご覧になる家の多くがこんな感じではないでしょうか?

 

では、仮に資金計画の結果、ここから家の予算を削らないといけないとしたらこの中の何をどのように削ればいいのでしょうか?

 

住みやすさや使いやすさを一切損なうことなく、また将来も困ることなく暮らし続けられる家にするためには、どのように考えればいいのでしょうか?

 

用途を特定しない

 

まず、考えるべきことが、部屋の用途を1つに絞り込まないということです。

 

例えば、この家では1階にLDKとは別に部屋を1部屋つくっていますが、その理由は、子どもたちが小さいうちは、この部屋をおもちゃ置き場や遊び場にしようと思っているから、そして、親御さんが泊まりに来た時に使ってもらえるから、さらに、老後2階に上がるのが億劫になった時寝室として使えるから、この3つではないでしょうか。

 

しかし、このように考えれば、この部屋を丸ごと削ることが出来ます。「子ども部屋をあえて1階につくる」と。

 

2階建ての家がまだまだ当たり前の中この発想は一見非常識に感じますが、こうすれば、子どもたちのおもちゃ置き場や遊び場を子供部屋と別につくる必要がなくなりますし、親御さんが泊まるとしてもこの部屋を使ってもらえます。

 

また、子どもたちはやがて家を出て行く確率が高いです。そうなれば、老後、その部屋を寝室や、あるいは別の用途として使えるようにもなります。

 

そんなわけで、発想1つで和室(洋室)を6畳丸ごとカットすることが出来るというわけです。もちろん、この部屋がなくなったことで不自由になることないと思います。

 

また、この発想は2階に出来る廊下もカット出来ます。子ども部屋が1階になれば、廊下から出入りする部屋が少なくなるからです。ということで、この発想の副産物として2階の廊下も2畳カットできます。

 

適切な部屋の広さ

 

では続いて部屋の広さについてです。言及するのは寝室と子ども部屋です。

 

部屋の広さを考える時に、想像してもらいたいことが、

・その部屋で過ごす時間とタイミング

・その部屋にどんな家具を置くのか?

の2つです。

 

まずは寝室からいきますが、寝室で過ごすのは、おそらくというか確実に「寝る時だけ」ですよね?そして、置くものはベッドだけなのではないでしょうか?

 

併設してウォークインCLがあるため、荷物は全部そこに置くと思います。もはや部屋にテレビすら必要ないかもしれませんしね。

 

ですので、ただ寝るだけの寝室に10畳もとる必要なんて全くないというわけです。 ということで、あっさりと4畳削り6畳という広さに調整したいと思います。

 

子ども部屋に関しても寝室同様にそれだけの広さが必要なのかを考えるべきなのですが、合理的な判断をする上で知っておいてもらいたいことが、「子どもたちはいつか家を出て行く」ということです。つまり、LDKや寝室とは違って、いつまでも1つの用途で使わない部屋だということです。

 

そこにどんな家具を置くのかも踏まえた上で、広さを考えていただければと思います。面積は価格に直結しますからね。そんなわけで子ども部屋関しても6畳ではなく4畳半で十分ではないでしょうか?部屋と別にクローゼットもありますからね。

 

住みやすさが損なわれると感じますか?

 

ここまで考えてきたことを全て合計すると実は面積が7.5坪小さくなります。つまり、35坪から27.5坪まで縮まったわけですが、では、そうなったことで住みやすさが損なわれるでしょうか?使いやすさが損なわれるでしょうか?

 

決してそんなことはないと思います。このように、部屋のつくり方や使い方、そして間取りの発想一つで家づくりは大きく違ってくるので、家を建てる時には「○○坪は欲しい」と決めつけたり、家の価値を面積で計るようなことはしないようにして下さいね。

 

 

 

【人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう】

WONDOOR -ワンドア- は愛媛県四国中央市を中心に「人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう」をコンセプトとした注文住宅を新築で建てている工務店、株式会社associe LABのブランドです。「人生で最後の買い物は家ではない」という想いを大切にし、住まわれるご家族の今の状況だけではなく、ずっと心豊かな暮らしを考えた家づくりをしています。私たちWONDOORは愛媛県で唯一の「SIMPLE NOTE」加盟店です。

代表取締役 阿蘇 崇

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