2023.5.19
何かを判断する時、基準となるのは数字ですが、家づくりでは、数字だけでは判断しきれないことが多くあります。
例えば、部屋の広さ。仮に、同じ16帖というリビングダイニングキッチンだとしても、見る家によっては、狭く感じることもあれば、逆に、広く感じた経験はありませんか?
ということで、なんとなくそう感じた原因について今回はお伝えしていければと思います。
こんにちは。愛媛県四国中央市を中心に、WONDOOR -ワンドア- というブランドのお家を新築で建てている工務店、株式会社associe LAB(アソシエラボ)代表の阿蘇です。我が家の子ども達が通う小学校はもうすぐ運動会です。2年生の息子はリレーの選手に選ばれて張り切ってます。結果はどうあれ精一杯楽しんでもらいたいですね。ちなみにボクも小さな頃は足が速かったんです。誰も信じてくれませんが…笑
さてさて、話を戻しますが、この説明をするにあたって、対比となる2つのリビングダイニングの写真があれば分かりやすいので、(狭く感じる家と広く感じる家)本当はそうしたいのですが、勝手に写真を使うのは失礼なので、頑張って言葉だけでお伝えしていきますね。頭でイメージを膨らませながらついてきてもらえると嬉しいです。
なぜか狭く感じる理由
まず1つ目の理由が「ドアと天井の間に壁があるから」です。
上の写真の右側がそうです。この壁のことを「垂れ壁」と呼ぶのですが、なぜこの壁があると狭く感じてしまうのかと言うと、視線がその壁によって止まってしまうからです。
左の写真であれば、天井がずっと奥の方まで続いているように見えるのに対し、右の写真は、ここで一旦縁が切られてしまいます。また、視線が止まるだけでなく、右と左の写真では、天井の明るさに違いがあるのをお気づきですか?
つまり、垂れ壁があることによって視線が止まってしまい「抜け感」が出ないことに加え、天井付近が薄暗くなり、天井が妙に低く感じてしまうというわけです。(感覚的な部分なのでそう感じない方も一部おられるかもしれません…)
そして、2つ目の理由が「窓と天井の間にも壁があるから」です。この窓とは、外に出られる床まである大きな窓のことです。この場合も先程のドアと同じで、「垂れ壁」によって視線が遮られ「抜け感」が消滅してしまう原因となります。
また、室内に入ってくる光量も減りますし、尚且つ、天井付近にも光が届きにくくなり、薄暗い天井が圧迫感を出してしまうのです。
3つ目の理由は「カーテンが開けられないから」です。これが狭苦しさを感じさせる最も大きな理由となります。
カーテンが閉まったままの状態は、そこに壁があるとまではいかなくても、外の景色や空を見ることは出来ません。カーテンによって室内への採光をさらに減らしてしまうというわけです。
上の写真のように天井までドアや窓があり、カーテンがいらない家と、垂れ壁が多く、カーテンがいっぱいの家では、数字上は同じ広さだったとしても、体感的には大きな差が生じてもおかしくないというわけです。
天井を高くする意味
開放感が欲しいからと天井を高くしたいと多くの方がおっしゃいます。もちろん、天井を高くすれば少なからず開放感は生まれると思います。
しかし、ドアや窓の高さが低いまま天井だけを高くしてしまうと、一層天井付近が暗くなります。更に、その窓のカーテンが閉まったままだとしたら、全く開放感が生まれないのが現実です。
ですので、天井だけを高くするだけでは、あまり意味がないということをまずは知っておいていただけたらと思います。それよりも「垂れ壁」と「カーテン」をなくすことが出来る間取りづくりの方が、遥かに明るさと開放感を生み出してくれること間違いないと思います。
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【人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう】
WONDOOR -ワンドア- は愛媛県四国中央市を中心に「人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう」をコンセプトとした注文住宅を新築で建てている工務店、株式会社associe LABのブランドです。「人生で最後の買い物は家ではない」という想いを大切にし、住まわれるご家族の今の状況だけではなく、ずっと心豊かな暮らしを考えた家づくりをしています。
私たちWONDOORは愛媛県で唯一の「SIMPLE NOTE」加盟店です。
代表取締役 阿蘇 崇