大きくて広い家とコンパクトだけど広がりのある家

2020.12.22

「家を建てよう！」と考え始めた時、「後悔したくない」という気持ちや、一生に一度だから「夢を叶えたい」という強い気持ちに加えて、まわりに認められたいという想いから、「見栄」が生まれ、多くの方が、知らず知らずの間に身の丈以上の大きく豪華な家を建ててしまいがちです。

しかし、その選択が将来的に自分たちの生活を苦しくし、金銭的に不安の多い暮らしを生み出してしまっては、幸せで豊かに暮らすために建てた家だったのにと後悔することになるかもしれません。そうならない為に、自分たちの安全な予算を正確に把握し、その予算の中で、無理のない家づくりをすることがとても大切です。そのためには家づくりにおいてのイニシャルコストとランニングコストの両方を最小限に抑えられるよう出来るだけ家をコンパクトにすることをお勧めします。

出来るだけ家をコンパクトにすることで、土地や外構工事のコストも抑えやすくなりますし、将来、夫婦2人だけで住むことになった時も、維持管理にかかる手間もより少なくすることが出来ますから。

こんにちは。四国中央市にあるWONDOOR -ワンドア- のマネージャー阿蘇です。2020年も残り僅かとなりました。残された2020年も、これまで過ごしてきた2020年の日々同様に、自分らしく過ごしたいなと思っています。

さてさて、後悔しない家づくりの話に戻って、その内容についてもう少し掘り下げてお伝えしていきたいと思います。

コンパクトな家を建てることによって、品質や性能を落とすことなく、家の価格を抑えることが出来ます。当然のことですが、家の価格を最も大きく左右するのは“面積”だからです。また、家をコンパクトに出来れば、それを建てるために必要となる土地も小さくすることが出来るため、結果、土地代も抑えることが出来ます。更に、土地に無駄なスペースを残すことなく、敷地を最大限に活用して家を建てることが出来れば、外構工事にかかる費用も抑えることが出来ます。

つまり、家をコンパクトにすることによって、家の費用だけでなく、土地の費用や外構工事の費用までも、同時に抑えることが可能になり、結果、家づくりに掛かる全体のイニシャルコストを、より抑えることが出来るのです。

そして、家をコンパクトに出来れば、イニシャルコストだけでなく、ランニングコストも抑えることが出来ます。

例えば、同じ住宅会社で、同じ構造・性能で家を建て、同じ家族が暮らす場合、25坪の家と35坪の家では一体どちらの方が光熱費が安くなるでしょうか？

答えはもちろん体積の小さい25坪の家の方です。光熱費はいつか終わる住宅ローンとは違って、一生涯ずっと払い続けなければいけないコストです。だからこそ、光熱費を抑える工夫も家づくりでは欠かせない要素となってきます。

では、家の固定資産税はどうでしょう？これも光熱費同様に、面積が小さい家の方が間違いなく安くなります。また、土地の固定資産税も家の固定資産税と同じで、同じ評価額の土地で比較すると、より小さい土地の方が、土地の固定資産税をより抑えることが出来ます。

更に、家を所有することによるランニングコストとして忘れてはいけないのが、定期的に必要となる外壁の塗り替えにかかるメンテナンス費用です。

家を建てた後50年間その家で暮らすと仮定して、仮に15年ごとにメンテナンスを施すとなると、3回この費用を捻出しなければいけません。この外壁の塗り替え費用も、大きな家よりも小さな家の方が抑えることが出来るという事は至極当然ですね。

家は完成し、持てば終わりではありません。持った後も、それを維持していくために、継続的にかかる様々な費用があり、それら費用のこともマイホーム計画中の段階で同時に考えつつ、家づくりをすすめていかなければいけません。

ということで、家を建てた後、少しでもゆとりを持って暮らしていくために、自分たちの安全な予算の把握と、その予算の中で、無理のない家づくりをして下さい。そして、開放感、住みやすさ、使いやすさなどは、必ずしも家の大きさに比例するわけではないので、家を坪数や広さだけで判断しないようにして下さいね。

と、上記の内容を総括した家族4人で暮らす敷地面積40坪、延べ床面積25坪のお家を12月18日に棟上げさせていただきました。「広い」と「広がり」の違いを感じていただけるお家になっています。工事中のお家を見学することも可能ですので、ご希望の方はHPのご来店予約フォーム、もしくはお電話にてお問合せ下さい。