2021.8.19
近年の家づくりでは、対面式のキッチンで、キッチンとダイニングとリビングを分離せず、広々としたリビングダイニングキッチン(LDK)が主流となっています。
その理由の1つが、複数のコトを同時に兼ねながらすることが出来る利便性です。俗にいう「ながら作業」ですね。
キッチンで料理をしながら、ダイニングテーブルで勉強をする子どもが見えますし、リビングで遊ぶ子どもたちの姿も見えますし、尚且つ、テレビを観ることも出来る、といった感じですかね。
しかし、利便性に優れた反面、対面式のキッチンにも注意するべきポイントが存在します。
こんにちは。四国中央市の工務店WONDOOR -ワンドア- 代表の阿蘇です。もう聞き飽きた方もおられると思いますが、よく降りますね雨。夏の甲子園大会も史上初となる6日間の順延、雨は時に無情ですね。
さてさて、対面式のキッチンの注意点に話を戻して、その注意点とは、「キッチン前につくるカウンターに色んなモノを置いてしまう」ということです。
例えば、虫さされ用の薬や湿布に絆創膏、請求書やハガキなどの様々な郵便物、スマホに鍵に時計といった小物類、そして、調味料や洗剤といったキッチン用品、他にも整髪料やTVやエアコンのリモコンなど…
(四国中央市三島金子の邸宅)
これらのモノをこのキッチン前のカウンターの上に並べてしまうと、まずキッチンからダイニングへのダイレクトな料理の手渡しがしづらくなってしまいます。また、キッチン前はシンクから洗剤や水が飛びますし、コンロ前は水や油が飛ぶため、この前に置いてあるモノ自体に水や油が付着します。また、カウンターの上に溜まったホコリに油が付着すると、汚れが固まり、掃除しにくくなってしまいます。
なにより、リビングやダイニングから最も目につくのが、そのカウンターの上であるため、そこが汚くていっぱいの場合、生活感に溢れ、掃除が出来てなさそうなダラシナイ家に見えてしまいます。
ですので、このキッチン前カウンターにモノが置けないような工夫や、ここにモノを置かなくてもいいように、ダイニングキッチン周りの収納のつくり方に工夫が必要というわけですね。
工夫その1:そもそも置けなくする
このキッチン前のカウンターをつくらないとなれば、アイランド型やペニンシュラ型のようなフルフラットタイプの対面式キッチンにするという選択肢がありますが、これはこれで、キッチンの手元が丸見えになってしまうため、キッチンの掃除や片付けに手間がかかってしまうなど一長一短あります。
ということは、手元を隠しつつ、カウンターの上にモノが置けないようにすることが、最良の解決策ではないのでしょうか?
結果、モノが置けなくなるため、スッキリとした見た目にもなりますし、このカウンターの掃除も楽になるのではないでしょうか。
工夫その2:収納を工夫する
そして、もう1つの工夫が収納のつくり方です。先程もお伝えしましたが、リビング周辺に置くモノは細々したモノばかりです。それらを、ゆとりを持って置くことが出来る収納をつくることが重要になります。
また、ただ置けるスペースをつくるだけではなく、同時に、細々したモノを管理しやすくすることもとっても重要なことになります。
カウンターのつくり方と同時に、あらかじめ、収納のつくり方にも配慮することが出来れば、このキッチン前カウンターの景観は、ずいぶんと美しくなるのではないでしょうか…
番外編:キッチンの背面にも配慮すること
さらに、LDK全体をよりスッキリ美しく、無機質に保ちたければ、キッチンの背面に置くであろう家電製品にも配慮が必要かもしれませんね。
例えば、冷蔵庫。丸見えに置けば便利です。しかし、ゴミの日程表や、子どもの学校の予定表や、その他諸々をマグネットで貼付けたりしないですか?
また、トースターや炊飯器、電子レンジの周辺は常にキレイに片付いてますか?お仕事に行かれてたり、家事育児に忙しい日々だとキレイに保つのは結構難しかったりしますよね。
これらもキッチン前のカウンター同様に、リビングやダイニングから丸見えになってしまう場所となります。ですので、キッチンの背面も使い勝手だけでなく、片付けやすさやスッキリ感とのバランスも配慮しつつ考えてみてもいいかもしれませんね。
(四国中央市三島金子の邸宅)
ということで、このキッチン周りについては、実際、暮らし始めるとどうなのか?ということをある程度想像しつつ、どのようにするのが最適なのかを導き出して下さいね。これが、より美しいリビングダイニングキッチンをつくり、維持し続ける秘訣ですので…
【人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう】
WONDOOR -ワンドア- は愛媛県四国中央市を中心に「人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう」をコンセプトとした注文住宅を新築で建てている工務店、株式会社associe LABのブランドです。「人生で最後の買い物は家ではない」という想いを大切にし、住まわれるご家族の今の状況だけではなく、ずっと心豊かな暮らしを考えた家づくりをしています。私たちWONDOORは愛媛県で唯一の「SIMPLE NOTE」加盟店です。
代表取締役 阿蘇 崇
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