2022.11.27
先日のブログ「外構工事との関係性」で、土地に合わせて家を建てて無駄な余白をつくらなくすることが、外溝工事の予算を大幅に狂わせないために必要だとお伝えさせていただいたのですが、実はこのことを実行するのは案外難しかったりします。
なぜなら、出来るだけ敷地いっぱいに家を建てようとすると、土地の日当たりの良し悪しに関係なく建物を配置せざるを得ないからです。
つまり、日当たりが悪い場所にも部屋をつくってもいいですよとならなければ、この実現は難しいということですね。
こんにちは。四国中央市と観音寺市を中心にWONDOOR -ワンドア- というブランドのお家を新築で建てている工務店、株式会社associe LAB(アソシエラボ)代表の阿蘇です。今回は『光』についてお伝えしていきたいと思います。
例えば、すぐ南側に家が建っている土地に家を建てる場合、真夏以外はその敷地には日陰が出来ることになります。(夏の太陽は高い位置にあります)
ですので、一般的には日陰となる部分を避け、直射日光が入る位置に家を配置します。そして、出来るだけ全ての部屋を南向きにつくろうとします。その結果、必然的に2階建ての家が完成します。かつ、敷地に余白がたくさん出来ることになります。
しかし、ここで立ち止まって考えてもらいたいことが、「全ての部屋の日当たりを本当に良くする必要があるのか?」ということです。
まずは「寝室」。寝室は文字通り寝るだけの部屋なので、太陽が昇っている時間に使うことがほとんどない部屋です。それなりに明るくはしたいかもしれませんが、そのためにわざわざ直射日光が入り続ける南側につくる必要はないのでは?ということです。
また、「子ども部屋」に関しても、同じことが言えるのではないでしょうか。子どもたちは、平日の昼間は学校に行っています。学校がお休みの日も自分の部屋ではなく、広々としたリビングで家族と一緒に過ごすことでしょう。
やがて受験を迎え、部屋で過ごすことが多くなったとしても、直射日光が日中ずっと射し込む部屋では、かえって勉強に集中しにくいのではないでしょうか。(ボクはあまり勉強してこなかったのでわかりませんが…笑)
︎直射日光だけが光じゃない?
家づくりをする時に知っておいてもらいたいことの一つが、「直射日光 = 光」だけではないということです。
例えばですが、北の窓からは1日を通してずっと直射日光は入ってきませんが、かといって北の窓は暗いわけではありません。むしろ日中ずっと安定した光を室内に採り込んでくれます。
また、家の中の壁が白い方がいい理由は、室内に入ってきた光を反射させ家全体に拡散するためです。
この2つのことから言えることは、光は何かに反射して拡散していくということです。つまり、この反射光を上手に使えば、家全体に満遍なく光を届けることが可能になります。
とはいえ、カーテンで光を遮ってしまうと、光が入ってくることもなければ、光が拡散していくこともないのは至極当然です。そもそも論として、いかにカーテンが必要ない窓をつくることが出来るかが鍵になってくるというわけです。
しかし、光にはこの2種類があるんだという事を、家を建てる前に理解しておけば、どの部屋にどちらの光が必要なのかが分かるため、部屋の配置に柔軟性を持たせることが出来るのです。
また、日陰にも部屋を配置することが出来るため、わざわざ直射日光のために、部屋を2階につくる必要もなくなり、敷地をより有効活用出来るようになります。
ですので、効率よく外構工事の計画を立てることが出来ます。と、同時に、1階が大きくなれば、家の使い勝手も良くなるでしょうし、将来的にもその方がいいというご家族の方が多いのではないでしょうか。
ということで、家を建てる前に「直射日光だけが光ではないよ」ということを、ぜひ知っておいてくださいね。
そんな、実際に光を体感することが出来る完成見学会が下記日程で開催されますので、家づくりを検討中のご家族は是非お越しくださいね。きっと家づくりの視野が広くなると思いますよ。
(完成見学会第1弾)
(完成見学会第2弾)
今回の完成見学会は2週に渡って開催させていただきます。それぞれ予約フォームが異なっておりますのでご注意くださいね。
【人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう】
WONDOOR -ワンドア- は愛媛県四国中央市を中心に「人生を最大限に楽しもう 人生は最小限だけ持とう」をコンセプトとした注文住宅を新築で建てている工務店、株式会社associe LABのブランドです。「人生で最後の買い物は家ではない」という想いを大切にし、住まわれるご家族の今の状況だけではなく、ずっと心豊かな暮らしを考えた家づくりをしています。私たちWONDOORは愛媛県で唯一の「SIMPLE NOTE」加盟店です。
代表取締役 阿蘇 崇